
ミュージカル「屋根の裏のマオ」より、「明日イブ」と言う歌🎶
最初の台本には、物語をしたためつつ、その場面で歌う歌のイメージを散文的に書いています。
本番の舞台で歌われる歌は、曲のイメージをも含めて、最終的に調整されて歌われます。
作者としては、本当はこのイメージの詩の中に訴えたいことが詰まってること多いのです。
これまでにそうやって出来上がった歌は100曲以上もあると思います。
そんな曲達をこのブログでは紹介していきたいと思います。
まず最初に5年前に上演されたミュージカル「屋根の裏のマオ」から明日イブという歌を紹介しますね。
下手な解釈はしませんので、原詩を読んで、聞いてみてくださいね(^^)
「あしたイブ」原詩
時は川の流れのようにただ流れている
流れに乗っていれば自動的に下流まで流されてゆく
でも、のんびりと流されているわけではない。
雨が降ると水は濁り
川幅が狭くなると流れは増し
激流になって
滝に身を投げなくてはならなくなる時だってある
明日は黙っていてもやってくる
目を覚ますと朝が来る
でもそれは本当の朝でも、明日でもない
ボク等の明日は夢のある明日なのだ
待ってるだけ
与えられるだけの明日は
明るくもまぶしくもない
ただ淀み
気持ちのいい淀みに身を任せていたら
いつの間にか遮断されて
水は蒸発し
消えて無くなる運命なのだ
明日に向かって
準備しよう
夢の風呂敷にいろんなモノを詰め込んで
旅に出よう
そうやって迎える明日こそ
未来を明るいものに変えて行くに違いない
あしたイブ
詞、作曲 弓削田健介
原詩 栗原誠治
時はいくつもの朝を用意してる
どんな夢を見る 明日イブ
川が連れて行く 決まりの次よりも
君の帆を上げて進め明日イブ
夕焼けの奇跡を 僕たちも持っている
どんな景色を 描きあおうか
君と僕で 同じ時代に生まれ
出会いつながる想い 感じながら
混ざり合いながら 未来描く 明日イブ
