12月の年末、27日28日でティーンズミュージカルSAGAのミュージカル公演があります。
これは合唱作曲家の弓削田健介くんから依頼されて創ってる舞台です。
彼とはもう10年以上の付き合いで、こうやって作品ができると、舞台化するためにティーンズミュージカルSAGAを指名してくれます。
脚本は弓削田健介くん、演出は栗原誠治、そのほかダンスや歌の指導や振付など、これまでティーンズミュージカルSAGAに携わって来てもらった先生方が総力戦で舞台にしていきます。
今回の「しあわせになあれ」は、舞台化の前に絵本になっていて、その前は歌がありました。
名前という生まれてこのかた、何千何万回も呼び続けられた祈りみたいな言葉は、その人の頭に焼き付けられ、勇気や希望となって、生きる糧になってくれるという話です。
外国の作品に、ジブリが作品にした「ゲド戦記」と言うものがありますが、あれも最初の巻は、名前に関しての話でした。物には人間が付けた名前の前に、存在したときにつけられた名前があるって言う話で、これには納得して感動すらしました。
同じように生まれるときに、その子に授けられる名前は、親が一生懸命考えて、その子の個性が輝くように考えます。
そんな名前を呼ぶ時は、呼ぶ方も、呼ばれる方もその意味を頭に刻みながら返事をしたりします。
そんな蓄積は祈りのようにその人に願いとなって伝わるのだと思います。
そんなことを歌詞にして歌になったのが『しあわせになあれ』と言う歌であり、絵本です。
そして、それが今回物語となって舞台になります。
それもミュージカル🎶
4人の若者が物語を紡ぎます。
前回のミュージカル『図書館で会いましょう』と同じように、舞台の後ろにはコーラス隊を置いて、演じる役者の歌にパワーを授けたり、自らが演者になったりして、物語を深く深くつくっていきます。
悩める子どもたちが多い昨今。
そんな子どもたちが見てくれてもいいなぁと思います。
社会ではいろんなことが今も怒ってますが、悪くしようと思って世の中が動いているわけではないと信じたいです。
みんながそれぞれにしあわせになあれと願いながら、生きている社会が今の社会なのかなぁと思ったりします。
そんな多様な個性のぶつかり合いで起こる様々な社会の中の、一つのドラマが展開されていると言う話ですが、きっと皆さんも、あるよな〜と見れる舞台だと思います。