子どもの頃、空を飛べると信じていました。
布団の上でジャンプして、あと少しで浮けそうな気がした。あの感覚を、大人になるにつれ、いつの間にか手放してしまう。「どうせ無理だ」「才能がないから」。飛ぶ前から翼をたたむことを、僕たちは”分別”と呼ぶようになりました。
いま僕は、佐賀でミュージカルを創ろうとしています。次の演目は『ピーターパン~ネバーランドSAGA~』。永遠に大人にならない少年の物語です。この作品を選んだのは、偶然ではありません。ピーターパンは、僕たちがどこかに置いてきた「飛べると信じる心」そのものだからです。
2024年の第1回『佐賀の夜の夢』。舞台に立ったのは、プロではなく佐賀に暮らすふつうの人たちでした。歌ったことも、踊ったこともなかった人が、稽古を重ね、本番のスポットライトの下で、確かに飛んでいました。約4,200名のお客様が、その瞬間を見届けてくださった。舞台の上で人生がひとつ動く。あれは、大げさでなく「飛ぶ」という言葉がいちばん似合う光景でした。
僕たちのアカデミーには、体験レッスンを受けに来る方がいます。「歌なんて何年ぶりだろう」「バレエなんて娘の付き添いで見ただけ」。そう言って照れ笑いする大人が、レッスンが終わる頃には少し背筋を伸ばして帰っていく。未経験でいいんです。むしろ、それがいい。僕たちが探しているのは、うまい人ではなく、飛んでみたい人だから。
だから、いつも同じ言葉をお伝えしています。「未経験、大歓迎。やる気は才能だ!」 と。
歌、演劇、バレエ、ダンス。入口はどこでもかまいません。飛べると信じたあの日の自分に、もう一度会いに来てください。ネバーランドは遠い島ではなく、一歩踏み出した人の足元から始まります。
2027年9月26日、SAGAアリーナ。その空を、いっしょに。
公式サイト、体験レッスンなど

